WordPressで作られたページのソースコードを見ていたら、見覚えのない『jquery-migrate.min.js』というjsファイルが読み込まれていたので調べてみました。

jQuery Migrateとは

jQuery Migrateとは、jQueryのバージョンアップによって削除されたり非推奨になった関数等をコンソールで教えてくれるプラグインです。

Chromeの開発者ツールからコンソールを開くとこんな感じで表示されます↓

開発版のMigrateはこのようにコンソールでエラー内容を教えてくれますが、製品版のMigrateだと削除されたり変更されたりした機能の補完もしてくれるらしいです。

確認してないけど。

読み込みを停止していいの？

何年も更新されていない古いテーマやプラグインを使っているサイトだとjQuery Migrateも活きるかもしれませんが、そうじゃない場合は別に消してしまっても問題無いんじゃないかなぁ…って感じですかね。

まぁ停止させたところでファイルサイズは10KB程度なので「これでサイトが軽くなるぞ！」なんてことはほぼ無いんですが、使っていないものを読み込む理由もないので読み込みを停止する方法を載せておきます。

jquery-migrate.min.jsの読み込みを停止させる方法

いじるのはfunction.phpです。

//jQueryMigrateの読み込みを停止
function remove_migrate($scripts){
	if(!is_admin()){
		$scripts->remove('jquery');
		$scripts->add('jquery',false,array('jquery-core'));
	}
}
add_filter('wp_default_scripts','remove_migrate');

このコードをfunction.phpの中に突っ込んでおけば、jquery-migrate.min.jsは読み込まれなくなります。極限までページサイズを軽量化したい人は試してみてください。

一応if(!is_admin())を付けて管理画面では引き続き読み込みを行うようにしていますが、完全に停止させるなら下記のコードに変更してもOKです。

//jQueryMigrateの読み込みを停止
function remove_migrate($scripts){
	$scripts->remove('jquery');
	$scripts->add('jquery',false,array('jquery-core'));
}
add_filter('wp_default_scripts','remove_migrate');

以上。

※筆者（@Leo_8192）はスクリプト周りの知識が少ないため、この手順を行うことによって何か重大なエラーが出る可能性もあります。なので実装は自己責任でお願いします。